ヒガムコSound Table・報告

墨東まち見世2011、参加企画のご報告です。
水戸街道沿いにある東向島珈琲店(以下ヒガムコ)で「ヒガムコSound Table」が開催されていました。
地元の人が多く訪れるこの店のカウンターでは、人と人との出会い、新しいアイデアの誕生など、毎日「何か」が墨東エリアに生み出されています。アーティストEAT&ART TAROさんはヒガムコを墨東エリアの地域資源だと考え、「ヒガムコSound Table」を企画しました。
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録音された会話をプレイヤーから聞くことで、ヒガムコのカウンターで生み出される「何か」を感じる事ができる企画です。テーブル1つにつき、プレイヤーは1つ設置。芳名帳が添えられており、その一枚目には「8 やりましょう!」「9 ナメクジ祭り」「13 カウンターに座れない」などCDのサウンドトラックをモチーフにしたタイトルが14個。それぞれ、カウンターでの会話を要約したタイトルです。BGMは東向島珈琲店を訪れる客には耳なじみの定番曲。「ヒガムコ Sound Table!」とタイトルコールする声は耳なじみの女性スタッフの声。「この店」の「カウンターの会話」を聞かせてくれます。
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カウンターでの会話を楽しみながら、美味しい珈琲を飲んで時間を過ごす。次に東向島珈琲店に訪れた際には、勇気をふりしぼって念願のカウンターに座り、マスターと会話をしてみたいなあ。そんな気にさせてくれる企画です。はじめて訪れるお店のカウンターへの距離感は、はじめて訪れるまちとの距離感に近いものがあります。「ヒガムコSound Table」の体験は、カウンターへの距離だけではなく、まちとの距離を狭める勇気を与えてくれるかもしれません。