【企画紹介】「どこにいるかわからない」展

こんばんわ。
墨東まち見世事務局のヨネザワエリカです。
都立現代美術館が大混雑していました。
特撮展目当てのお客の列、チケット買うのに100分〜120分待ちとか…。
それでも並んでみる人がいる事実に驚きます。
墨東まち見世ネットワークプロジェクト、
紹介カウントダウン企画も6日目。
今日は「どこにいるかわからない」展を紹介します。
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「どこにいるかわからない」展
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無数の路地が入り組んだ墨東エリアを舞台に、
若手アーティストたちが繰り広げる現代アート展。
作品を探しながら、ふたつのメイン会場
SOURCE Factoryと現代美術製作所を結ぶ路地をさまよい歩けば、
「どこにいるかわからない」なんとも不思議な感覚に
出会えることでしょう。
■日時
滞在制作:10月19日(金)~11月9日(金)
会期:11月10日(土)~11月25日(日)
12:00~18:00(火水木・休み)
■場所
SOURCE Factory:墨田区八広1-39-18
現代美術製作所:墨田区墨田1-15-3
■企画団体名
下平千夏+大橋加誉
出展作家:有賀慎吾、内海昭子、太田裕二、木村泰平、
     下平千夏、下村千成、田原唯之、戸井田雄、西岳拡貴
お問い合わせ:docoiru2012[at]gmail.com(下平、大橋)
ウェブサイト:http://doconiirukawakaranai.tumblr.com
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墨東まち見世は2009年からはじまり今年で4年目を向かえます。
企画のお二人は共に初年度からずっとまち見世に関わっています。
下平千夏さんはSOURCE Factoryとして毎年素晴らしい展示を実施。
大橋加誉さんはサポーター、事務局、作家として関わりました。
4年目、最後の年、区切りのこのタイミングで
二人は協力し、この展覧会を実施します。
八広にあるSOURCE Factoryから東向島の現代美術製作所までの
様々な場所に作品が展示されますが
ただ展示するだけではありません。作家は滞在制作を行います。
場所のリサーチ、ご近所との交渉、滞在制作時のやり取りを通じ、
まちに深く関わる9組の作家。
彼らは墨東エリアの魅力を知り、そして作品を発表します。
企画の2人、作家に共通することは年齢が30歳に近いということ。
所謂アラサーですね。30歳は何かの節目とされています。
だから私たち(私もアラサー)は
迫られる選択や責任の重さや日本の状況や世界の混乱や身近な出来事に翻弄され
今自分がどこにいるかわからない感覚を覚えます。
墨東エリアのまちは細い路地が入り組んでいます。
慣れた人が歩いても道に迷います。
木造密集の家々ははっきりとした境界線ではなく
ぼんやりとなんとなくある境界線、接した同士がなんとなく了解し、
生活をしています。
ふとどこにいるかわからなくなるこのまちで展開される
どこにいるかわからない年代がつくる展覧会。
ぜひ足をお運びください。
■墨東まち見世ウェブサイト内
「どこにいるかわからない」展ページ
http://machimise.net/nwp/nwp002.html
■「どこにいるかわからない」展のページ
http://doconiirukawakaranai.tumblr.com