【企画紹介】玉ノ井カフェ文化祭ー寺島なすから広がるまちづくりー

こんにちは。まち見世事務局の曽我高明です。
いよいよ明日から、まち見世のメイン会期がスタートします。
まちなかでゆるやかに展開する様々なプロジェクト、どうぞ見にいらしてください。
さて、墨東のお散歩につきものは、ちょっとひと休みで利用するカフェ。
墨東エリアには「こぐま」や「東向島珈琲店」を始め、名物カフェが数多くあります。今日ご紹介する《玉ノ井カフェ文化祭》の会場である、玉ノ井カフェもそのひとつ。ここはちょっと普通のカフェとは成り立ちが変わっていて、商店街や町会の関係者でつくる寺島・玉の井まちおこし委員会が、まちおこしの拠点のため、数年前に商店街の空き店舗を改装してオープンしたもの。現在は、お手製のベレー帽が良く似合う佐藤さんが店長としてお店を切り盛りし、カフェを会場に、音楽会や読み聞かせ、ウクレレ教室など、様々な催しも不定期で行っています。
このカフェを拠点に、今年から本格的にスタートしたのが、地域でかつて育てられていた江戸東京野菜の「寺島なす」を復活させ、まちの名物にしようというプロジェクトです。まちおこし委員会の有志が、アーティストのEAT & ART TAROさんも巻き込み、アサヒ・アート・フェスティバルに応募してみごと参加企画を射止めました。プロジェクトでは、江戸東京野菜の普及活動に取り組む大竹道茂さんの応援も得て、寺島なすの苗の配布会、東向島駅前のプランターでのなすの栽培、なすの歴史や育成の勉強会、肥料作り講習会、試食会やトークイベントなど、様々な活動を行って来ました。主催者も参加者もまちの人が中心というのは、まさに地域アートプロジェクトのあるべき姿を見るようです。
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《玉ノ井カフェ文化祭》では、そうした一年の活動を振り返り、「寺島なす」から広がる地域のまちづくり活動を、パネル展示や映像などでご紹介します。永井荷風や滝田ゆうなどの作品で有名なこのエリアだけれど、寺島なすを通して、新しいまちのファンができると嬉しい。まちおこし委員会のメンバーのみなさんはそう考えています。メイン会期の最後の方で行うささやかな催しですが、お時間ありましたらぜひお立ち寄りください。店長の佐藤さんも心よりお待ちいたしております。
玉ノ井カフェ文化祭
日時 11月16日(金)~11月25日(日)11:00-18:00 水・木お休み
入場 無料 (カフェ飲食代は別途)
会場 玉ノ井カフェ 墨田区の東向島5丁目27-4
※東武スカイツリーライン・東向島駅より徒歩5分
080-2107-1016
terashimatamanoi★gmail.com
■墨東まち見世ウェブサイト内】玉ノ井カフェ文化祭 ページ
http://machimise.net/nwp/nwp012.html
■企画団体名 玉ノ井カフェ
http://tamanoicafe.blog.fc2.com/