京島に新しくできたスペースspiidでの最初の展示。カタコンベという中野にあるシェアスタジオでの展示にちらほら名前を見たりして気になっていた新井さんが墨田区で展示をされるということで向かいました。
写真と絵画の二人展。植栽の多い風景ばかりだからつい「撮影は墨田区ですか?」と聞いてしまったのですが、実は中野区がほとんどとのこと。視点が、気になる点が、風景の読み解き方が似ていると、あまり場所は関係ないのかもしれません。(とはいえ、微妙な違いは見つけられるかもしれませんが)
竹下さんは、アイフォンで撮影した風景をアイフォンの画面を見ながら描いています。新井さんは気になった風景を写真におさめた後、それをじっくりと見つめながら文章をしたためてらっしゃいます。
「眺めのいい」と言えば聞こえがよくて気持ちがいいけれどもそこにはある一定の距離がどうしようもなく存在しているんですが。お二人はその距離を保ちつつもそれぞれの仕方で埋めようとしているかに見えます。いや、埋めようとしているように見えるけど距離を置こうとしているのかもしれないですね。
風景を「いい眺めだ」と感じた時にある風景と自分との距離。まちの小さな風景にも同じ距離があります。距離を埋めながら距離をとる。そんな展示でした。
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竹下昇平・新井五差路 二人展
「すべて眺めのいい、」
8月1日(月)~7日(日)12時~21時
場所:spiid(東京都墨田区京島3-30-6)
https://www.facebook.com/events/1219765638034255/