こんにちわ。
墨東まち見世事務局のヨネザワエリカです。
墨東まち見世2012ネットワークプロジェクトで紹介する19の企画を、
1日1企画紹介しメイン会期スタートまでカウントダウンするブログ、
第2回目は「労働コンプレックス2012秋」です。
———-
労働コンプレックス2012秋

■企画団体名
北村伊知郎(労働コンプレックス研究所)
ウェブサイト:http://working-complex.com/
———-
「働くこと」について抱く様々な葛藤をテーマに作品制作を続けてきた
アーティスト北村伊知郎さんによるこのプロジェクト。
昨年はまちなかを散歩しながら
「あなたは労働コンプレックスですか?」という街頭インタビューを行う企画や、
予約制の診察会を行い、様々な人の「労働コンプレックス」を診察していました。
http://machimise.chicappa.jp/blog/?eid=129
http://machimise.chicappa.jp/blog/?eid=140
さて、今年はどんな企画をしてくれるのでしょうか。
(事前情報によると「収入」がテーマになるかも?!)
■墨東まち見世ウェブサイト内「労働コンプレックス2012秋」ページ
http://machimise.net/nwp/nwp018.html
■「労働コンプレックス2012秋」ページ
http://working-complex.com/
【企画紹介】「私たちがおすそわけできること」
こんにちわ。
墨東まち見世事務局のヨネザワエリカです。
ついに10月19日からメイン会期がスタートします!
一ヶ月を切りましたねえ。
今年はネットワークプロジェクトとして19企画を紹介。
と、言うことで今日から毎日1企画ずつ簡単にではありますが
ブログで紹介させていただければと思います。
第1回目は「私たちがおすそわけできること」です。
———-
私たちがおすそわけできること

古い集合住宅の一部を改装して生まれた「あをば荘」。
会期中はそこで起きる日々の出来事をまるごと「ご近所付き合い」と捉え、
ユニークな空間を活かした演劇や展覧会のほか、
あをば荘の人々隣人の方々への「おすそわけ」として
様々なプロジェクトを展開していきます。
■日時
10月19日(金)~11月25日(日)無休 13:00~19:00
※イベントの場合、開場時間に変更あり。詳しくはウェブサイトで。
■場所
あをば荘 墨田区文花1-12-12
■企画団体名
あをば荘の人々
参加作家:佐藤史治+原口寛子/小芝居集団コーンポタージュ
———-
墨東まち見世では毎年のように新しい拠点が生まれています。
企画団体である「あをば荘の人々」は、文字通り、
墨田区文花に新しくできた「あをば荘」に住む人々です。
改装工事を自分たちで行いながら、
その中で体験したご近所付き合いをテーマにした作品。
彼らはどんなご近所付き合いを見せてくれるのでしょうか。
今、日本では様々なアートプロジェクトが生まれ、
そして拠点の重要性が浮かび上がっています。
ただ場所を用意するのではなく地域や人と関係を構築する拠点のあり方として
「私たちがおすそわけできること」から
学ぶ事感じる事はたくさんあるかもしれません。
■墨東まち見世ウェブサイト内「私たちがおすそわけできること」ページ
http://machimise.net/nwp/nwp001.html
■「私たちがおすそわけできること」ページ
http://aobasoh.blogspot.jp/
【レポート】墨東まち見世編集塾第2回:墨東について知る
墨東まち見世編集塾 公開レクチャー+トーク
第2回「墨東について知る」
日時:2012年9月1日(土)14:00-17:00
① 過去の資料を読み解く:曽我高明、真野洋介(向島学会)
② 墨東まち見世の現在地:ちっち+木村健世と墨東文庫編集室、「どこにいるかわからない」展実行委員(墨東まち見世2012特別企画参加者)、墨東まち見世事務局
「墨東について知る」と題された今回は、“過去”と“現在”という2つの視点から墨東エリアに迫っています。
ゲストには、“過去の資料を読み解く”編として、向島学会のメンバーで長年この地域の活動に携わってきた現代美術製作所の曽我高明さんと、東京工業大学准教授の真野洋介さん。
さらに、トーク後半の“墨東の現在地”編では、ともに「墨東まち見世2012」の公式企画である「『どこにいるかわからない』展」と「ちっち+木村健世と墨東文庫編集室」から、それぞれの企画者をお迎えして進捗状況を紹介していただきました。
9月といっても名ばかりで、立っているだけで汗が吹き出してくるこの季節。
それにも関わらず、決して広くはない墨東まち見世案内所は、20数名にもなるたくさんの方の熱気(単に体温かも…笑。)に包まれました。
墨東地域にお住まいの方、普段から墨東を拠点に活動されている方、そして初めて訪れる方・・・。
いつもとは少し趣が異なるその賑わい様に、商店街の道行く人も、不思議そうにちらちらと、時にじーっと目を止めていくようでした。
さて、いよいよトーク開始。
とその前に、このトークを機に、曽我さんと真野さんから貸していただくことになった資料について触れておきたいと思います。
トークが始まる前、数人の手と車によって運び込まれた段ボール2箱分にもなる墨東に関する資料。
書籍や雑誌、論文に当時のパンフレット・・・あまりに豊富な資料を目の前に、まずもって墨東エリアにおける活動の歴史と編集の蓄積を痛感させられました。
編集部員である私は、これらの資料が編集部の作業を救ってくれる!という期待と同時に、既にハードルが上がっているのでは・・・という何とも複雑な気持ちで圧倒されてしまいました。
最初に話をしてくだったのは、東向島の駅の近くで現代美術製作所というギャラリーを運営する曽我さんです。
現在、向島学会の副理事でもあり、墨東まち見世の事務局もされている曽我さんは、長きに渡ってこの地域に携わってきたお一人でいらっしゃいます。先代から続くゴム工業の町工場を改装して1997年にギャラリーを始めて以来、その活動は次第にもともとあったまちづくりの動きとつながりながら展開するようになったのだそうです。
木造密集地域を有することから、京島まちづくり協議会や東向島地域の一言会、まちづくり才団・川の手倶楽部など、既にまちづくりの動きが盛んであったこの地域。そうした背景に空き家を活用する建築方面からのアプローチも相まって、1998年「向島国際デザインワークショップ」を皮切りに、アートなまちづくりが広がりをみせていきました。そして2000年に行われた「向島ネットワーク」、「向島博覧会」でその動きはさらに広がり、アートとまちづくりはますますつながっていくようになりました。2002年には向島学会が設立され、その後も2003年「アサヒアートフェスティバル」への参加、2004年「向島year」、2005年以降の「墨東アートまち大学」、2007年「向島芸術計画2007」など・・・ここには書ききれないほど多様なアートプロジェクトを経て、徐々に徐々にまちにアートが定着してきたのでありました。そして、そのネットワークが活かされる形で、現在の「墨東まち見世」へとつながっていきます。プロジェクトが徐々にイベント型からプロセス型に変化してきたのも、こうした数々の経験を踏まえてのことだったそうです。
一方、「向島博覧会アートロジイ2001」をきかっけに墨東エリアで活動を続けてきた真野さんは、建築がご専門で、まさに防災まちづくりのケーススタディーを目的にこの地域に入ったお一人でした。当時から、まちを壊して建て替える防災まちづくりのあり方に疑問を抱き、それとは違う防災建築のあり方を技術的に模索していたのだそうです。そんな時にこの地域で目にしたアーティストの動きは、これまで想像しなかった刺激的なものであったといいます。空間そのものを壊すのではなく、人とつながりながらそれを生かす形で変えていく。アーティストのそんなあり方に、真野さん自身、気づかされた点も多く、まちづくりに対する視野を広げるきっかけになったと語ってくださいました。アーティストがどのようにまちを見て、空間を変えていくのか。特に、物理的な変化にとどまらず、人々がどのようにつながってその動きを繰り広げていくのかという点に強い関心を持つようになり、聞き取りやワークショップから考察・分析を重ねたのが2002年~2004年だったそうです。
その後、2005年以降もテーマを変えつつ、講座やまちあるきなどを組み合わせたワークショップを行なったり、鳩の街に拠点をおいて「鳩の街プロジェクト」に携わるなど、継続的にこの地域に関わり続けてきた経緯を教えていただきました。
曽我さんとのかけ合いの中でかつてを思い出すように広がる話題も多く、当時の熱気を想像させてくれる大変貴重な機会となりました。
休憩を挟んだ後半は“墨東の現在地”を探るべく、「墨東まち見世2012」の4つの公式企画のうち2組をお迎えし、企画内容と進捗状況をお話しいただきました。
「どこにいるかわからない」展は、八広にあるSOURCE Factoryを拠点に数々の作品を制作・発表している現代アーティストの下平千夏さんと、墨東まち見世2009にサポーターとして関わったことを契機に様々な立ち位置でアート活動を続けてきた大橋加誉さんによって運営される企画です。SOURCE Factoryと曽我さんが運営する現代美術製作所を結ぶ道中に作品を展示していくというもので、この時点で既に9組の若手アーティストの招聘が決まっているとのことでした。彼・彼女らのどんな作品が展示されるのか、そしてそれがまちとどのようなシンクロを見せてくれるのか、とても楽しみな展覧会です。
一方の「ちっち+木村健世と墨東文庫編集室」は、2010年のまち見世から「墨東文庫」プロジェクトを続けてきたアーティスト木村健世さんと、「墨東文庫・鳩の街編」の制作を機に一般参加ワークショップで立ち上がった墨東文庫編集室、そして紙芝居屋ちっちさんによって運営される企画です。「墨東文庫」とは墨東エリアに散りばめられた日常の物語を小説として見立て、文庫目録にまとめたプロジェクトで、これまでに京島エリアと鳩の街エリアでの取材をもとに2冊の文庫が発行されています。今年はその「墨東文庫」に収録されている物語を紙芝居屋ちっちさんとともに紙芝居化し、街頭での口演を行うとのこと。紙芝居化にあたっては製作メンバーを募り、ワークショップ形式で実施するそうです。まちに「文庫」として眠っていた物語が「街頭紙芝居」として生まれ変わる時、どのような空気が生まれるのか。2010年から時間をかけて紡いできたプロジェクトだからこそ見えてくるものがあるかもしれないと、期待で胸が膨らみました。

長年、積み重なってきた様々な墨東の活動に対して、3時間という時間は短すぎたかもしれません。
それでも、ゲストの方々による丁寧な説明によって、その変遷を想像し、“知った感じ”になることができたという意味で、とても貴重な時間であったと思います。
じわじわと、でも休むことなく続けられてきた墨東地域の活動。
それらが広くゆるくつながる形で積み重なり、現在のまち見世2012まで続いていることがうかがえました。
ゲストの皆さん、ご参加いただいた皆さん、どうもありがとうございました。
(担当:及川裕子)
第3回は9/30に開催します!→詳細
【レポート】墨東まち見世編集塾ワーキング第1・2回
今年のまち見世の中で新たな取り組みのひとつである「墨東まち見世編集塾」。公開レクチャー+トークに合わせて進行しているワーキングの様子を2回分まとめてレポートいたします。
第1回ワーキング:8月19日(日)10:00~12:00

この日のワーキングの目的は編集部のチームビルディングと体制のイメージづくり。ドキュメントブックをつくるにあたり、これまでに行われてきたプロジェクトやまちについての資料などを整理しながら確認する必要性が大きく、リサーチチームを組み活動をすること、また編集塾公開レクチャーなどの企画運営、広報などの役割分担をしていくことになりました。
また、ドキュメントのコンテンツとして何があればよいか、編集部員それぞれが意見を出しあう時間も設けました。出てきたキーワードを付箋に書き、グループ分けして、どのようにまとめられそうかもトライ。「プロジェクト」「団体」「人」「拠点」など、相互に関係する要素をどのようにうまくまとめていくのか、という点が重要になりそうです。
(担当:矢野)
第2回ワーキング:9月10日(月)20:00~22:00

今回は、第2回公開レクチャー+トークを機にまち見世案内所に持ち込まれた大量の資料の整理を行いました。作業を通して「資料を分類し、関連書籍目録をつくる」「墨東まち見世年表をつくる」という当面の目標は定まりましたが、途中で「これだけの資料を細かく見始めたら、関連書籍一覧をつくるだけで終わってしまうんじゃ…」という不安がよぎったのは私だけではないと思います。
以下、行った作業をご紹介します。
1.資料の奥付にふせんを貼る
ふせんで色分けし、どこから持ち出した資料か分かるようにしました。
2.資料を分類する
「書籍コードのついた出版物」「コードのない出版物」「墨東まち見世関連」「まち見世以外のアートプロジェクト関連」「論文」などのように大まかに分けました。
3.資料の目録を作る
ドキュメントブック制作にあたって、参照する必要がありそうな資料の目録をExcelで作りはじめました。
資料は見た目の量もすごいですが、何より情報量が多く、1つ1つ内容を確認するのは根気のいる作業かもしれません。
そして何より「アートプロジェクト」や「まちづくり」など、(1日のトークを欠席したせいでもありますが)興味深い内容のものが多く目移りしてしまいました… 今後もドキュメントブック制作に貢献できるよう、墨東やアートプロジェクトについて自学自習も進めてみようと思います。
(担当:高橋りほ)
【告知】墨東まち見世編集塾第3回「ドキュメントブックをつくる1」9/30開催!
「墨東まち見世編集塾」
第3回公開レクチャー+トーク

墨東エリアで向島学会が活動をはじめて10年が経ち、このエリアを舞台にしたアートプロジェクト「墨東まち見世」が4年目を迎え、東京スカイツリーが開業した2012年。この節目の年に、「墨東まち見世」および墨東エリアの歴史を振り返りながら、改めてその魅力を再編集し、伝える広報ツールやドキュメントの制作プロジェクトが始動しています。
公開レクチャー+トークを挟みつつ、実際の編集作業にご興味のある方には「編集部員」としても関わっていただきます。墨東エリアへのそれぞれの眼差しと、アートプロジェクトの編集力を身につけていただく本プログラム。墨東エリアに興味のある方、アートプロジェクトの編集に興味のある方のご参加をお待ちしています!
公開レクチャー+トーク
第3回「ドキュメントブックをつくる1」
複数のアートプロジェクトのドキュメント例を参考にしながら、その中に必要とされる要素について、またその制作のためにどのような準備が必要なのかを理解します。また電子書籍化の可能性や流通など、ドキュメントのあるべき姿について考えます。
①レクチャー「アートプロジェクトのドキュメントを読み解く」:橋本誠(アートプロデューサー)
②トーク「読み物としての価値と活用方法を考える」:内沼晋太郎(ブック・コーディネーター)、齋藤歩(編集者)
[日時] 平成24年9月30日(日)14:00-17:00
[会場] 墨東まち見世案内所(東京都墨田区京島3-21-9[キラキラ橘商店街 交番斜め前])
[参加費] 1,000円(編集部に加入いただいた方は無料)
[企画運営] 墨東まち見世編集部、特定非営利活動法人向島学会「墨東まち見世部会」
[申し込み方法] ウェブフォームよりご連絡ください。編集部加入にご興味のある方は、その旨を合わせてお伝えください。折り返し参加条件のご案内をいたします。
プロフィール
内沼晋太郎(ブック・コーディネーター)

1980年生まれ。numabooks代表。ブック・コーディネイター、クリエイティブ・ディレクター。書籍売り場やライブラリのプロデュース、本にまつわるプロジェクト企画や作品制作、書店や出版社のコンサルティングなどを手がける。著書に『本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本』(朝日新聞出版)。2012年7月より、本屋B&B(下北沢)共同プロデューサー。
http://numabooks.com
齋藤歩(編集者)

1979年生まれ。メディア・デザイン研究所にて書籍、雑誌、ウェブサイト等の企画・編集に従事。同社での担当=乾久美子『そっと建築をおいてみると』、難波和彦『建築の四層構造』、西沢立衛『西沢立衛建築設計事務所スタディ集』、「『10+1』DATABASE」、「AIR_J(アーティスト・イン・レジデンスジャパン)」ほか。学習院大学人文科学研究科アーカイブズ学専攻にて建築アーカイブズについて研究中。
橋本誠(墨東まち見世編集部長、アートプロデューサー)
1981年生まれ。横浜国立大学教育人間科学部マルチメディア文化課程卒業。2005年よりフリーで活動をはじめ、2009年より東京文化発信プロジェクト室プログラムオフィサー。2012年より再びフリー。KOTOBUKIクリエイティブアクション(横浜・寿町/2008~)などアートプロジェクトの企画制作やアート関連制作物の企画編集を手がけている。
▼以降の予定▼
—————————–
第4回「ドキュメントブックをつくる2」
時期:12月1日(土)13:00〜15:00 ※予定
ゲスト:友川綾子(編集・アートライター)

墨東まち見世メイン会期中に集められた素材を例に、テキストのライティングや編集進行についてのノウハウを学びます。
①レクチャー「テキスト編集を行う/文字校正・色校正を行う」
②トーク「仕様を考える」
—————————–
お問い合わせ
Mail:bokuhen2012@gmail.com(墨東まち見世編集部)
Mobile:080-5046-2612(橋本)
主催:東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)、特定非営利活動法人向島学会
後援:墨田区、一般社団法人墨田区観光協会、財団法人墨田まちづくり公社
協力:アサヒビール株式会社
【レポート】墨東まち見世編集塾第1回:アートプロジェクトを”伝える”ツールとは
墨東まち見世編集塾 公開レクチャー+トーク
第1回「アートプロジェクトを”伝える”ツールとは」
日時:2012年8月4日(土)14:00-16:30
① レクチャー「アートプロジェクトの広報ツール事例集」
② トーク「墨東まち見世のデザインプロセス」
今年のまち見世の中で新たな取り組みのひとつである「墨東まち見世編集塾」。第1回目となる公開レクチャー+トークが先日行われ、暑い中、15名ほどの方にご参加頂きました。

はじめに、墨東まち見世の概要や、編集部および編集塾を立ち上げた経緯が編集部長の橋本誠さんから説明されました。ドキュメント制作の要となる編集部には、プロのデザイナーだけでなく普段から墨東に関わっている人にも参加してほしいそうです。また、説明の中で「部員募集には単純に人手が欲しいという意図もあります」という橋本さんの本音も聞こえてきましたが、いわば墨東まち見世初心者でありながら編集部に飛び込んでしまった私にとって、この本音には少しホッとしました。
レクチャー「アートプロジェクトの広報ツール事例集」では、アートプロデューサーとして様々な例を知る橋本さんが見てきた、様々な「よくできている」広報ツールがとりあげられました。まず、アートプロジェクトの特性を整理してみると、「会場がエリア内に点在している」「通年的に活動している場合がある」などの特性が挙げられます。そこから、アートプロジェクトの広報ツールの特性を整理してみると、「マップの活用・サインとの連携」「地域向けのツールなど制作物が多数ある」などがありました。広報ツールの事例紹介に移ると、橋本さんの収集した膨大な広報ツールを閲覧しつつ、スライドを見つつ、また違う資料が回って来てはそれを見て…アートプロジェクトに関する制作物の多さに呆然としてしまいました。中でも私が面白いと感じたのは「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2012」で十日町市の観光部局が作った「現地おもてなしガイド」です。これは、芸術祭の作品情報だけでなく、「ここでお茶をふるまっています」「きゅうりが食べられます」といった地域の人の歓迎の気持ちでいっぱいのガイドマップで、見ていると芸術祭で色んな人が見に来てくれることへの喜びと地元の人の盛り上がりようが伝わってきます。
USTREAMアーカイブ
Live video for mobile from Ustream
後半は、デザイナーの森垣賢さんから墨東まち見世のデザインプロセスというテーマで、墨東まち見世で使われたポスター、パンフレット、フライヤー、まちみてマップなどの広報物をデザインする上で意識したことやこだわりについて大いに語って頂きました。墨東まち見世のロゴマークのデザインプロセスを例に挙げると、イメージマップで「庶民的で若干大規模」という墨東まち見世へのイメージを固め、デザインについて「大人な印象で直線的」というデザインにしようと決めてからロゴマークのデザインに移り、線の太さや色の検討など、固めたイメージを基にさらに細かくデザインしていったそうです。墨東まち見世に関する膨大な広報物のデザインは、森垣さんのデザインする上での細かいこだわりと、予算や時間など様々な制限とのせめぎ合いの中で生み出されていました。途中、森垣さんのリサーチに基づいた「今かなりキてるフォント」のお話しが個人的にすごく面白く、時間があれば聞いていたかったです。予算などの制限があっても、その条件のなかで最高のデザインを考えようという森垣さんの情熱を感じられたトークでした。
編集部員:高橋
【告知】墨東まち見世編集塾第2回「墨東について知る」9/1開催!
「墨東まち見世編集塾」
第2回公開レクチャー+トーク

墨東エリアで向島学会が活動をはじめて10年が経ち、このエリアを舞台にしたアートプロジェクト「墨東まち見世」が4年目を迎え、東京スカイツリーが開業した2012年。この節目の年に、「墨東まち見世」および墨東エリアの歴史を振り返りながら、改めてその魅力を再編集し、伝える広報ツールやドキュメントの制作プロジェクトが始動しています。
公開レクチャー+トークを挟みつつ、実際の編集作業にご興味のある方には「編集部員」としても関わっていただきます。墨東エリアへのそれぞれの眼差しと、アートプロジェクトの編集力を身につけていただく本プログラム。墨東エリアに興味のある方、アートプロジェクトの編集に興味のある方のご参加をお待ちしています!
公開レクチャー+トーク
第2回「墨東について知る」
墨東まち見世に限らず、これまでに墨東エリアで実施されて来たアートプログラムのドキュメントや、地域の活動に関する代表的な資料の内容と位置づけについて知ると共に、墨東まち見世2012の最新動向について関係者の声を聞くことで墨東についての理解を深めます。
①過去の資料を読み解く:曽我高明、真野洋介(向島学会)
②墨東まち見世の現在地:ちっち+木村健世と墨東文庫編集室、「どこにいるかわからない」展実行委員(墨東まち見世2012特別企画参加者)、墨東まち見世事務局ほか
[日時] 平成24年9月1日(土)14:00-17:00
[会場] 墨東まち見世案内所(東京都墨田区京島3-21-9[キラキラ橘商店街 交番斜め前])
[参加費] 1,000円(編集部に加入いただいた方は無料)
[企画運営] 墨東まち見世編集部、特定非営利活動法人向島学会「墨東まち見世部会」
[申し込み方法] ウェブフォームよりご連絡ください。編集部加入にご興味のある方は、その旨を合わせてお伝えください。折り返し参加条件のご案内をいたします。
曽我高明(向島学会、現代美術製作所ディレクター)

1958年東京生まれ。早稲田大学文学研究科修士課程修了。97年に墨田区の向島エリアで、家業であったゴム工場の古い建物を改装、オルタナティブ・スペースとして再生し、現代美術製作所をオープン。国内外のアーティストの企画展を開催するかたわら、アートを活かしたまちづくりにも取り組んでいる。特定非営利活動法人 向島学会 副理事。2009年より「墨東まち見世」事務局に関わる。
真野洋介(向島学会、東京工業大学社会理工学研究科准教授)

1971年生まれ。早稲田大学理工学部建築学科、同大学院博士課程修了。
2001年向島博覧会から向島の活動に関わるようになり、これまで「吾嬬・寺島長屋博覧/RICE+(2003)」「鳩の街プロジェクト(2004)」「向島アートまち大学(2005-2008)」などに参画。東日本大震災以後、宮城県石巻市で「ISHINOMAKI2.0」などの活動を行っている。墨東まち見世(2009-)では、会計報告、書類作成などを担当。
「ちっち+木村健世と墨東文庫編集室

公募によりメンバーを集めた「墨東文庫編集室」によってワークショップを重ねながら発行された「墨東文庫・鳩の街編」。その「墨東文庫」に収録されている物語を「紙芝居屋ちっち」とともに紙芝居貸し、街頭での口演を行います。紙芝居化にあたっても製作メンバーを募り、ワークショップ形式で行います。まちに「文庫」として眠っていた物語が「街頭紙芝居」として生まれ変わり、上演はどのような街の空気を作りだすでしょうか?
「どこにいるかわからない」展実行委員(下平千夏、大橋加誉)

2009年より、八広にあるSOURCE Factoryを拠点として数々の作品を制作、発表している現代アーティストの下平千夏と、墨東まち見世2009にサポーターとして関わったことを契機に2010年には事務局を務め、その後も個人で活動を続けている大橋加誉により運営される。「どこにいるかわからない」展は、約8組の若手アーティストを招聘し、現代美術製作所とSOURCE Factoryを結ぶ道中に作品を展示していく展覧会である。
橋本誠(墨東まち見世編集部長、アートプロデューサー)
1981年生まれ。横浜国立大学教育人間科学部マルチメディア文化課程卒業。2005年よりフリーで活動をはじめ、2009年より東京文化発信プロジェクト室プログラムオフィサー。2012年より再びフリー。KOTOBUKIクリエイティブアクション(横浜・寿町/2008~)などアートプロジェクトの企画制作やアート関連制作物の企画編集を手がけている。
▼以降の予定▼
—————————–
第3回「ドキュメントブックをつくる1」
日時:9月30日(日)14:00-17:00
ゲスト:内沼晋太郎(ブック・コーディネーター)、齋藤歩(編集者)
複数のアートプロジェクトのドキュメント例を参考にしながら、その中に必要とされる要素について、またその制作のためにどのような準備が必要なのかを理解します。また電子書籍化の可能性や流通など、ドキュメントのあるべき姿について考えます。
①レクチャー「アートプロジェクトのドキュメントを読み解く」
②トーク「読み物としての価値と活用方法を考える」
—————————–
第4回「ドキュメントブックをつくる2」
時期:11月下旬 ※予定
ゲスト:友川綾子(編集・アートライター)
墨東まち見世メイン会期中に集められた素材を例に、テキストのライティングや編集進行についてのノウハウを学びます。また、具体的な仕様についてデザイナーも交えて考えます。
①レクチャー「テキスト編集を行う/文字校正・色校正を行う」
②トーク「仕様を考える」
—————————–
お問い合わせ
Mail:bokuhen2012@gmail.com(墨東まち見世編集部)
Mobile:080-5046-2612(橋本)
主催:東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)、特定非営利活動法人向島学会
後援:墨田区、一般社団法人墨田区観光協会、財団法人墨田まちづくり公社
協力:アサヒビール株式会社
【企画を限定Web公開】 7/29 「公式」企画検討会を開催します!
みなさま、こんにちわ。
墨東まち見世2012事務局のヨネザワエリカです。
暑くなり夏真っ盛り。
いかがお過ごしでしょうか。
さて、本格始動をはじめた墨東まち見世2012では
7/29 11時からネットワークプロジェクトの
「公式」企画検討会を開催いたします!
詳細を下記いたしますので
ご覧いただき、ご来場/ご確認/投票を
お願いいたします!
1)公式企画検討会を開催します。
日時:7/29 11:00〜20:00
場所:墨東まち見世案内所
墨田区京島3-21-9 1F キラキラ橘商店街交番斜め前
流れ:11:00〜20:00 企画確認
16:00〜18:30 プレゼンタイム(公式企画立候補者のみ)
お待ちしております!
2)企画のWeb上での期間限定公開について
「公式」企画選考は参加者みなさまに投票して頂きます。
しかし、検討会にいらっしゃることができない方もいらっしゃいます。
そのため、投票期間終了まで(~7/31 22:00)
下記の通り企画書を公開いたします。
3)企画の投票について
・machimise@gmail.comへのメール投票といたします。
・投票時になぜその企画を選んだのか、理由をお書きください。
・メールでの投票は一人一票です
・公式企画検討会当日、案内所でプレゼンを聞いていただいた方は
一人一票追加で投票いただけます。
投票数1→メール投票
投票数2→メール投票/案内所でプレゼンを聞いて投票
・基本的に、自分の関わっている企画には投票できませんが
プレゼンにご参加いただくことを条件に、
ご自身の関わる企画にも1票は投じていただいてもかません。
・投票はプレゼンタイム終了後(7/29 19:00)~7/31 22:00まで。
・同数企画があった場合は再度投票をいただきます。
※プレゼンされる方へ
30分ほど前にご来場ください。順番などを説明いたします。
順番について希望がなければ以下のルールにいたします。
・企画名のあいうえお順
・順番になった時プレゼン者がいない場合は、最後に回す
資料をプロジェクターを使用してプレゼンする場合、
メディアだけでなくPCをお持ちください。
——-
【「公式」立候補いただいた企画】
※7/31 22:00を持ちまして投票が終了いたしましたので
企画書の公開は終了いたしました。
【ご報告】みんなで一日中、あれこれ企画を練ってみる、まち見世オープン会議 7/22
墨東まち見世2012事務局のヨネザワエリカです。
2012年度がスタートし、墨東まち見世では
参加者による企画会議(※)が既に6回開催されています。
会議の議論の中から生まれた
オープン参加型の会議「まち見世オープン会議」について
ご報告させていただきます。
◆みんなで一日中、あれこれ企画を練ってみる、まち見世オープン会議◆
日時:2012年7月22日(日)13:00-20:00
場所:まち見世案内所 京島3丁目 キラキラ橘商店街交番斜め前
この「まち見世オープン会議」は企画会議メンバーが、自発的に「企画についてゆるゆるとメンバーが議論できる場を設けたい」と声を挙げ開催されたもの。午後から夜まで解放されたキラキラ橘商店街の「墨東まち見世案内所」で、墨東エリアのマップを見ながらメイン会期の企画について、企画会議メンバーで共有し、意見を交換していました。USTREAMで配信していましたので、その様子をご覧になった方もいるのでは?

ぞくぞく人が集まります!

夜になっても議論はやみませんでした。
壁に貼られた模造紙には、墨東エリアで活動する様々な企画が記入され、
メイン期間の企画のブラッシュアップをしています。
2012年から初めて墨東まち見世に参加する方と継続して関わっている方とが
今までに無い企画を相談しあう様子も見ることができました。
季節はずれに涼しい夏から暑い夏に移行する
ちょうど境目にあった7月22日は、案内所もすごしやすく
入れ替わり立ち替わり何人もの方に来場いただきました。

来ていただいた皆さま、ありがとうございます!
メイン期間が待ち切れませんね!
※墨東まち見世2012企画会議:
墨東まち見世のネットワークプロジェクトの参加企画や内容について検討するほか、プロジェクトの運営について必要な事柄を決定する、 まち見世の活動を牽引して行くためのフォーラムです。本企画会議は、墨東まち見世2012の活動目的・ミッションに賛同し、企画立案や運営に責任を持って関わる意欲のある有志が中心メンバーとなって構成されています。
【告知】 「墨東まち見世編集塾」平成24年8月4日(土)開講!
「墨東まち見世編集塾」
第1回公開レクチャー+トーク

墨東エリアで向島学会が活動をはじめて10年が経ち、このエリアを舞台にしたアートプロジェクト「墨東まち見世」が4年目を迎え、東京スカイツリーが開業した2012年。この節目の年に、「墨東まち見世」および墨東エリアの歴史を振り返りながら、改めてその魅力を再編集し、伝える広報ツールやドキュメントの制作プロジェクトが始動しています。
公開レクチャー+トークを挟みつつ、実際の編集作業にご興味のある方には「編集部員」としても関わっていただきます。墨東エリアへのそれぞれの眼差しと、アートプロジェクトの編集力を身につけていただく本プログラム。墨東エリアに興味のある方、アートプロジェクトの編集に興味のある方のご参加をお待ちしています!
公開レクチャー+トーク
第1回「アートプロジェクトを“伝える”ツールとは」
チラシ、マップ、ニュースレター、ウェブサイトなど、アートプロジェクトを“伝える”ツールの事例について知ると共に、完成したばかりの墨東まち見世エリアのマップなどを通して墨東ならではのツールについて考えます。
①レクチャー「アートプロジェクトの広報ツール事例集」:橋本誠(アートプロデューサー)
②トーク「墨東まち見世のデザインプロセス」:森垣賢(デザイナー)
[日時] 平成24年8月4日(土)14:00-16:30
[会場] 墨東まち見世案内所(東京都墨田区京島3-21-9[キラキラ橘商店街 交番斜め前])
[参加費] 1,000円(編集部に加入いただいた方は無料)
[企画運営] 墨東まち見世編集部、特定非営利活動法人向島学会「墨東まち見世部会」
[申し込み方法] ウェブフォームよりご連絡ください。編集部加入にご興味のある方は、その旨を合わせてお伝えください。折り返し参加条件のご案内をいたします。
プロフィール
森垣賢(デザイナー)

photo by Takumi Ota
1977年兵庫県生まれ。筑波大学芸術専門学群卒業。東京藝術大学、筑波大学非常勤講師。企業にて印刷とデザインに携わり、2001年よりフリーのグラフィックデザイナーとして活動。墨東まち見世ではプロジェクトロゴのほか、ポスター、フライヤー、パンフレット等のデザインを担当。
橋本誠(墨東まち見世編集部長、アートプロデューサー)
1981年生まれ。横浜国立大学教育人間科学部マルチメディア文化課程卒業。2005年よりフリーで活動をはじめ、2009年より東京文化発信プロジェクト室プログラムオフィサー。2012年より再びフリー。KOTOBUKIクリエイティブアクション(横浜・寿町/2008~)などアートプロジェクトの企画制作やアート関連制作物の企画編集を手がけている。
▼以降の予定▼
—————————–
第2回「墨東について知る」
日時:9月1日(土) 14:00-17:00
ゲスト:曽我高明、真野洋介(向島学会)ほか ※予定

墨東まち見世に限らず、これまでに墨東エリアで実施されて来たアートプログラムのドキュメントや、地域の活動に関する代表的な資料の内容と位置づけについて知ると共に、墨東まち見世2012の最新動向について関係者の声を聞くことで墨東についての理解を深めます。
①レクチャー「過去の資料を読み解く」
②トーク「墨東まち見世の現在地」
—————————–
第3回「ドキュメントブックをつくる1」
日時:9月30日(日)14:00-17:00
ゲスト:内沼晋太郎(ブック・コーディネーター)、齋藤歩(編集者)

複数のアートプロジェクトのドキュメント例を参考にしながら、その中に必要とされる要素について、またその制作のためにどのような準備が必要なのかを理解します。また電子書籍化の可能性や流通など、ドキュメントのあるべき姿について考えます。
①レクチャー「アートプロジェクトのドキュメントを読み解く」
②トーク「読み物としての価値と活用方法を考える」
—————————–
第4回「ドキュメントブックをつくる2」
日時:12月1日(土)13:00〜15:00
ゲスト:友川綾子(編集・アートライター)

墨東まち見世メイン会期中に集められた素材を例に、テキストのライティングや編集進行についてのノウハウを学びます。また、具体的な仕様について考えます。
①レクチャー「テキスト編集を行う/文字校正・色校正を行う」
②トーク「仕様を考える」
—————————–
お問い合わせ
Mail:bokuhen2012@gmail.com(墨東まち見世編集部)
Mobile:080-5046-2612(橋本)
主催:東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)、特定非営利活動法人向島学会
後援:墨田区、一般社団法人墨田区観光協会、財団法人墨田まちづくり公社
協力:アサヒビール株式会社