【新スペース紹介】 spiid | 京島にできたアトリエ/ギャラリー

IMG_1734-PANO
墨田区京島に新しいアートスポット「spiid」がオープンしました。展示企画などをされる 青木 彬 (Akira Aoki)さん、アーティストの 奥村 直樹 (Naoki Okumura)さんお二人が主催。住みながら、アトリエや展示スペースとして運営されていくとのこと。
 
IMG_1720
IMG_1725
セルフリノベーションでつくられた床板や抜けた天井。ロフトにあがる階段や玄関部分にあるカウンター。過程なのか未完成なのか、完成の基準に対するカウンターなのか、どう考えればいいか迷います。とにかく久しぶりに衝撃を受けたスペースでした。
 
IMG_1746
IMG_1733
夏に向けて展示も企画/予定をしているとのこと。京島の路地にぽつりと存在するspiidのこれからに注目です。
IMG_1742
spiid
墨田区京島3-30-6

【新スペース紹介】「仮面屋おもて」がキラキラ橘商店街にオープン

京島のキラキラ橘商店街は「墨東まち見世」にとって縁の深い商店街です。初年度から様々な企画でお世話になっており、2012年度ではインフォメーションセンターとしての事務局スペースを構えさせていただきました。(初年度、その場所では岸井大輔さんのプロジェクトが行われ、商店街では大巻伸嗣さんの展示も行われました。)現在、そのインフォメーションセンターとして借りていた場所はブティックが入店しています。

さて、キラキラ橘商店街は毎週土曜日に「キューピッドガールズ」によるパフォーマンスが行われたり、日曜朝には朝市、日本全国の中学生が課外授業として訪れるなど、商店街を中心とした地域の魅力発信がとても盛んです。そんな商店街に、最近なにやら不思議な店構えの店舗が入店しました。

既に4月28日オープンしておりますが、その数日前、関係者への内覧会におじゃましましたのでその写真をご紹介します。まずはずらりと見てください。

ところ狭しと仮面の並ぶ1階スペース

海外の作家さんの仮面も並んでいました

 ひ!一つ目!

 通りの向こう側からも見えるようになっていますね

このお店は「仮面屋おもて」という「仮面」のお店です。揃えているのは、日本国内外を問わず様々な仮面作家さんの作品です。内覧会は夜に行われました。商店街を通り過ぎる人は帰宅途中、もしくはこれから飲みにでも出かける人でしょうか。色々な背景でその前を通るほぼ全ての人が足を止めてその店を眺めていました。無理もありません。見たこともない不思議で美しく面白く想像力をかきたてる仮面が展示されているのですから。

何屋さんか一目瞭然、でも何をするのか入ってみないとわからない

仮面の使われるシチュエーションは私たちが想像している以上にありました。例えばミュージックビデオの中の演出としてよく使われていますよね。その他、ファッションショーの一部として、映画、演劇の道具として。様々な場面で仮面は使われていることに気付きます。店主の大川原さんは、こうした仮面の需要に対してこたえられる仮面作家さんの紹介を行っているそう。つまり仮面のことならなんでもござれ、彼に情報が集約しているんですね。

これからは販売だけではなく二階スペースでのワークショップなど、様々な事業展開も考えているそうです。演劇では仮面を意味する「ペルソナ」は、ただ衣装を着たり仮面を被るという意味だけでなく、何か別の人格(だけでなくその人がもつ環境や歴史的背景も?)を憑依させることを意味するとか。お祭りの縁日を賑やかすお面だって、ただお面を被って楽しかった‥だけでなく仮面ライダーやミンキーモモになりきった自分を思い出します。そういえば、お面がテーブルにポツンと置いてあると、勝手に動き出すんじゃないかと怖かったのも思い出しました。仮面を被って霊的な存在に近づこうとする宗教的な儀式や、神をその土地の権力者が演じる能、仮面舞踏会、などなど仮面をきっかけに想像できる世界は無限にあることに気付きます。

2階スペースは案外広く、色々できそうな予感がします

そんな仮面のお店が墨田区の商店街にある。さあこれから何が起こるのでしょうか。楽しみしかありません。

カウンターには仮面に関する書籍も

=======

仮面屋おもて

〒131-0046 墨田区京島3-20-5

URL:kamenyaomote.com

Twitter: maskshopOmote

営業時間:12:00~19:00(ご連絡いただければ延長営業いたします)

【レポート】京島のシェアハウス「えんがわ」のオープニング

京島のシェアハウス「えんがわ」のオープニング。すごい人の数。ほとんどが若者で、70名以上の来場者があったという。この家の隣のまちづくり用地は、ティトス・スプリーが2000年に行った「向島ネットワーク」のプロジェクトにおいて、展示場所のひとつとして使われていたのを覚えている。その後いろいろな経緯があり、その頃の活動と現在は直接にはつながっていないものの、新しい世代の担い手によって、まちに「新住民」が増えているのを目の当たりにするのは、今更ながら感慨深い。写真は「あをば荘」の活動をプレゼンする佐藤さん。

10301069_10152851380138448_2705901288907935942_n